本記事は「今日、初めてAutoCADを触るよ」という方に向けての基本操作方法を解説してまいります。
操作性や機能は「ペイントとExcelがかけ合わさったもの」いったらイメージを掴みやすいでしょうか?
本記事を読むと、以下の内容を知ることができます。
・AutoCADを立ち上げ方
・コマンドの呼び出し方
・マウス操作方法
・ファンクションキーの利用方法
そもそもAutoCADとは何ぞや?という方。よろしかったら、こちらを。
ではまず、AutoCADを開いてみてください。
AutoCAD起動
どうでしょうか?
開けましたか?
「AutoCAD LT」をクリックすると、このような画面が出てきます。
さあ、では左の「図面を開始」ボタンをクリックします。
こんな感じ。(あるあるネタ記事より)
↑画像をご覧ください。
上のほうや左端をご覧いただくとわかると思いますが、たくさんのアイコンが並んでいますね。
AutoCADはこのアイコンごとの機能、もしくはコマンド名を覚えることがカギとなります。
コマンドを呼び出し方
コマンドの呼び出し方は大きく2パターンあります。
- アイコンをクリック
- コマンドラインにコマンド名を入力
そもそも、コマンドって何?
コマンド(英: command)とは、システムへの指示・指令あるいは命令のことである(wikipediaより)
また、AutoCAD特有なのがコマンドライン
下の方に、「ここにコマンドを入力」と書いているところがありますね。
そこへコマンド名を入力することでも、コマンドの実行が可能です。
コマンド(アイコン)とコマンドラインとは下記の画像をご参照ください。
こちらの画像と、マウスホイールの画像はトシさん@AzZ5dbN7eFH5wYNよりご提供いただきました。
結局どっちを使えばいい?
コマンド入力の場合、すべて英語で設定されています。
アイコンの場合は、アイコンの見た目を覚えればクリックするだけで簡単に利用可能です。それに、アイコンにカーソルを合わせると名前も表示されますので簡単です。
よって初心者さんには、断然アイコンを推奨します
マウス操作
クリックでアイコンやオブジェクト(※1)などの選択ができます。
基点や始点、終点もクリックで位置を決められます。
※1オブジェクトは「物体」とか「対象」という意味ですよね?AutoCADでいうオブジェクトは画面上にあるすべてのモノのことになります。
例えば、線や点、円などどれもオブジェクトと呼びます。
オブジェクトの選択方法
①オブジェクトをクリック
②右から左へのクリック→触れるものすべて
③左から右へのクリック→選択した範囲に納まっているオブジェクトすべて
右クリックでEnterキーと同様に決定の役割(※2)、右クリックメニュー表示ができます。
※2 この機能を使用するには、オプションで右クリックのカスタマイズの設定が必要です。
難しく考えなくても大丈夫です。
それぞれコマンドを実行すると、コマンドラインに次の指示が表示されるので、そのガイダンスに従っていくと操作できますよ。
またマウスホイールを押しながらマウスを動かすと、画面をつかんで移動できます。
画面を拡大、縮小するには?
デフォルトではマウスホイールを奥の方向↑に回すと拡大、手前↓に回すと縮小します。
このホイールを動かす方向を変更したい場合
コマンドラインへZOOMWHEELと入力
↓
(初期設定では0となっている)
1と入力して決定
それから、マウスホイールをダブルクリックすると、全体表示(現在オブジェクトがある範囲が全て表示)されます
全体を見渡したいとき、あっという間に切り替わるので便利ですよ♪
ファンクションキーを押すと?
AutoCADでのそれぞれの機能は以下のとおり
F1→ヘルプ表示
F2→AutoCAD LT テキスト ウィンドウ表示
F3→オブジェクト スナップ オン/オフ
F4→タブレット オフ
F5→アイソメ作図のアイソメ平面の上面・右面・左面切替
F7→グリッド オン/オフ
F8→直交モード オン/オフ
F9→スナップ オン/オフ
F10→極トラッキング オン/オフ
F11→スナップ参照線を表示 オン/オフ
F12→ダイナミック入力 オン/オフ
この中で、私が特によく使うものはF5ですね。
線分でも、F5を押すと切替が可能なので便利です。
アイソメ作図のアイソメ平面の上面・右面・左面切替ってなんのこと?と思われた方はぜひ、あわせてご覧ください↓↓
何か一つでもお役に立てれば、嬉しく思います。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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